信じたことも信じなかったことも、我慢したことも我慢しなかったことも、無かったかもしれないな。 食べてもいいよって思って欲しいだけなのかな。 どうして心にもないことを言ったり思ったりしてしまうんだろう。心に、あるからか。ああ、醜いなあ。許せな…

今すごく久しぶりに妹を可愛いなと思った。もう全然小さくない妹を、小さいものを可愛いなと思う感情で。その感情は簡単に揺さぶられ吹き飛んで、いつもの荒野になった。そういった瞬間があったことも、すぐに消えたことも、知られることはないだろうけれど…

たぶん、好きという感情のせいで何も分からなくなっているようだ。好きかどうかすら。これでいいのかどうかすら。 本当はもっと考えたい事がいっぱいあったはずなのに。こんな自分情けないはずなのに。 幸せになりたいという自分勝手さも、世界を救いたいと…

色んな人がこうじゃない？こうじゃない？って言ったり考えたりしているどれも本当なのだろう、どれを信じてもいいのだろう。こうしている今もゆっくり死んでいってる。零れ落ちていく、さらさら、さらさら。 もし今、ガラス戸と障子の間に蛾が閉じ込められて…