10月18日

とりあえずなんでも蹴飛ばしていこう。


分からないって楽しいなあ…。


大学を辞めたばかりの頃、人の精神の弱点が全部透けて見えてしまう(と勘違いしていた)時期があった。初対面の人でも1分会話すれば、その人にどう触れれば壊す事が出来るか全部透けて見えて、人間がみんな硝子細工の様に脆く見えて、関わるのが怖くて怖くて仕方無かった。

結局2週間くらいでその感覚は消えました。あれは何だったのだろう。

勉強がある程度の段階まで進んで個々の知識が唐突に有機的に結びつく瞬間に、悟りを開いたみたいな勘違いをしてアレ自分天才じゃね?と感ずる事があるけれど、それの人間理解に関するものだったのかなと思っている。

ただその感覚器のようなものがどこかに眠っていて、その気になれば起こせるような気はしています。それが気持ち悪くて気持ち悪くて、潰してしまいたい。

2年位前には、誰でも(自分も)人間の中には何人も人間がいて、それぞれ別々に扱わないと傷つけてしまうのに、どうして一人として扱うのかと毎日憤怒していた。仕事をするのに厄介な感覚だったので、本当に消えてくれて良かった。