10月10日

心には、明らかに質量がある。深度があり感触があり、触れた時の戦く様な温かみがある。


僕は、自分のように人間を解体して機構を見て取り言葉にするような失礼な人を他に知らない。こういう自分が不気味で不愉快で、孤独。だけど今夜は、少し孤独じゃない。


今の目標は君に嫉妬させる事ですよ。


すごく哀しんでいる人に「大丈夫、底はまだ深いよ」っていうことに意味はあるのか。


僕はここで一人で待ってます。いつか貴方がここまで降りてきてくれるまで。それとも、雪がここまで舞い込むまで。


寂しくて悲しくても、一人じゃないんだなと感じる事もあるのだな。


もうやだよー(いい意味で)


噛み殺す時も、やさしく噛み殺してあげる、というのでは駄目かな。この牙はどうしてこんなに長いのだろう。


どうすればこの希望を持ち続けながら棄て去る事が出来るだろう。持ち続けなければ温める事が出来ないし、棄て去らねば傷つけずに慰撫する事が出来ない。


早く帰って来ないかなー。わんわん。犬です。


人間嫌いだけど好きだよ。あー、嫌いだ、わー、でもいいんだ。