7月27日

誰のことよりも、夜に透き通る雲が見れて嬉しいと思いたい。


    止まるな、過去も、汚溽も、止まるな!


荒む雲が何も許さぬ。


またただ見るだけだ。正しく知ったのなら手も伸ばせたのに。浅ましく近づいたから、無事に見捨てる。


「嘘をつけば自分に返ってくるから」と摘み取られる間際にあの子は言った。