11月23日

飛んだり裸足になったりしなくても、浮遊してる。


マシンガンがバッグの中に入ってなくて良かったと安心する気持ちを家族会議にかければ、助かることもあるのかな。


空を見る度のこの怒りをどうにかしたい。


無くすのって本当に気持ちいいのに、一度無くしたものってもう無くせない。もっと無くしたいけど、もうほとんど何も残ってない。


もっと もっと …… はぁ


ねえ、本当に僕は今、どうなっているのですか。居るのですか要るのですか、でもそれは何なの。


3歳の時にブロックで飛行機を作った。色をモザイクに散らして、それぞれの色にそれぞれのうっとりするストーリーを乗せた。母に、今まで君は色を賢く使って作っていたのにこれは無茶苦茶だねと言われた。そんな昔の事なんて覚えていないのにと僕は思った。ただその瞬間何かを奪われた事、そしてこれまでも何かを奪い続けられていた事が分かった。逃げよう、逃げなければ駄目なんだと決めてしまった。


色々なものを見て、そして思い出す。近づける時がきたらいいな。綺麗じゃないから綺麗なんだよ。


増やそう


稲妻に撃たれたのならもう仕方ない。


思い出になって、変質して、通りたくない通りが出来て、鉛筆の跡はくっきりと、艶やかに。


うちの近所のそこそこ大きいファミリーブックにはカフェ・ミュージックとやらの棚はあるのに、インディーズは無い。そんなとこの試聴コーナーにも鬱屈した顔をしたジャージ少女はしっかり居た。もうちょっとあの子向けのCDがあるといいのに、何をするにも田舎は大変。