11月11日
本当のことが言いたいよ。
本当のことを考えているのに、悲しむ必要なんてないんですよ。
何かが失くなったり壊れたり悲しいことになったり、忘れられたり名前を消されたり無視をされたり、馬鹿にされたり伝わらなかったり言うことが出来なかったり、そういうの駄目だなあ。もう本当に駄目だ、無理、痛いよ。痛い、のに、何でこんなに熱いんだろう。熱い。僕の真ん中に何があるっていうんだ。
熱いなあ。諦めることが出来ない、信じてしまうというのは、祝福なのか呪いなのか。
3歳位の女の子がタリーズの出入口の銀色の手摺にぶら下がって、うーうー唸ってた。無邪気で野蛮だった。もう投げ出したいのに、何かが込み上げてくる。
何もかも貴すぎて、とても所有出来ない。
僕も何かが欲しいな。
今夜も一人で泣いてたらどうしよう。どうにかしてあげたいけど、駄目なんだな。