10月7日

やっと夜が終わった。まったく、毎晩ご苦労様です。


欲しいと、言ってしまいたい。けれどこれを欲しがる事の見返りは、ただそう口に出来る快感だけで、代償は他のすべて。


どうしてこんなに何も欲しくないんだろうな。色んなものを欲しがってみたい。楽しいだろうな。


不幸にしてやりたい、壊してやりたい、爪と牙で引き裂いてやりたい、多分この衝動が欲しがる力なんだろう。解き放ってやる気はさらさらないけれど。そこで呻いていろ化物。犠牲者を望むな。


「貴方が欲しい」と「僕の為に不幸になって下さい」が同じ意味に思える。


嘘吐きだし偽物だし誰の事も大事だと思っていないし心の真ん中は気持ち悪いくらい冷たいし何でも見捨てられるけれど、誰かを幸せにしてみたいんだ。


また獣を屈服させてやれた。快感だ。少しだけ首輪を弛めて「涙をぬぐってあげたい」という欲望だけ許そう。


涙をぬぐってあげたいという想いだけで神様に立ち向かおう。


当然全部嘘だ。本当にしようとやってみた事はあるけれど、人を巻き添えにして不幸にさせるだけだった。自分を気持ち良くするだけの希望なんて要りませんよ。


そう、何も要らないな。


諦めるのやめる!


全然納得していません。ぶち壊してやります。


哀しみは刃にする。


優しい相手になら傷つくのもいいな。


月曜朝6時に警察が逮捕に来ても、心当たりがありすぎて分からないくらいには悪い人間です。


本を紹介し合って本当に楽しい相手って、5年に1人ずつくらいしか見つからないのかな。