7月1日
身体の周りに匂いが溜っているようで気持ち悪い。シャワー浴びたいけど、酔った父がうろうろしてて見つかりたくない。
自分の為に作られた作品を探して、ある程度揃ったあげく無駄だったと気付く頃には思春期なんて終わっている。どこかにあるかもしれないと勘違いしていられた事には意味があったのかもしれないけれど。
お金は受け取ったものを次の人に回せるけれど、優しさは回せないな。自分の処で消えちゃう。自分は自分で作るしかないのだな。
自分の位置取りを何度も確認しようとする人って、なんか、なんなのだろう。
自分の好きなものを(嫌いなものでもいいけど)発し続けて、位置なんて他人が決めるに任せればいいと思うのですが。
自分って探すとゲシュタルト崩壊するね。
自分ってほんと無いな。幸せとか愛とかと一緒で、ある状態の特定の視野にだけあって、足跡として残ることもあるけれど、今この瞬間に掴んでおくことはできないな。
あー、こういう解説みたいな言葉、気持ち悪い。分析はほんとつまらなくしてしまう。
昼の底も夜の底も3時であって、そこはもう行きも帰りも出来ない場所だと思っているのだけれど、一年の底はどこなのだろう。
9月の後半あたりかな。もう少し後かな。
弱くて、儚くて、温かくて、素敵だ。近づいて守りたいけれど、そうするにも資格が必要だと知ってしまった。
それにしても何故、特別に何かを好きになれない人が生まれてしまうのでしょう。生まれつき欠けていたせいにはしたくない、自分の責任なのだと思おうとしても、やはり何故、と思ってしまいます。
寂しいと感じる事がもう申し訳ない。自分で放棄したくせに、そんな資格があるものかと思ってしまう。
捨てた自分達がハンドボール大のゼリーになってその辺でぶよぶよ震えている気がする。
歩くとぐちょぐちょする。
ちょっと、愉しくなってきました。ふふふ。
捨てて、捨てて、捨てていけば、捧げる為だけのものになれるかな。
どんどん醜くなって、どんどんどうしようもなくなっていくんだ。早く早く、もっともっと。
腕が細くて白くて気持ち悪い。蛇みたい。
夕方になると空が腐敗してくる。青がすうっと薄くなって、素知らぬ顔で老いを隠している。ゆっくりと、溶けて弛んだ熱い空が垂れてくる。叫びそうになる。
苦しい、何かを隠した蒼白が。
早く、40歳に50歳に、どうしようもなくなってしまえ、何も分からず狼狽えた、だらしないものに。
ぼんやり