肉の身など。どれだけ解体したって、それはやはり肉で人だ。
解剖図が言う「逃がさないぞ」
夜の底を越えてしまった。あとはもう明日になるだけだ、ああ。
許されようとしている物が全て苦手だ。ずいぶん都合よく考えているのですね。もう許していますよ。
寂しくて、寂しさを感じる度にどんどん小さくなっていく。そのまま溶けて消えてしまいそう。ところが憎しみが、ああ憎しみが。憎しみが、僕を、内側から突き上げる。僕を存在させる。
あーもう、いっそ特別になってしまいたい。
うぐるぐる
膨張してる気もするし収縮してる気もする。どきんどきん。
ふう、ふう、呼吸疲れる…