6月10日

ドアの外が明るかった。魔法に違いない。


幾つかの喜びを取り戻した。あの人に感謝。伝えるべくもないけれど。


平気だよ。平気だよ。元気だよ。


僕は良く分からない人になりたかった。好きな時間に家を出て、一人だけで事務所でパソコンに向かっている僕は、周りから見たら良く分からない人だろう。そういう自分に満足している。
良く分からない人は、何となく私立探偵をイメージしていた。いつもお金が無くて秘密を探る事を仕事にしている今の僕は、かなり理想に近い。ただし僕が売っているのは謎ではなく人だ。虚言で人に近づき、人に値段をつけ売る事で生きている。


美しいものを探し出す事で生きていきたいんだ。それなのに僕は、美しいものを見つけると食べてしまうんだ。


殆どのものが気持ち悪いのです。頭は痺れているかくらくらしているか頭痛しているかのどれかです。気持ち悪くないものが見たい。気持ち悪くないものを食べたい。気持ち悪くない言葉が聞きたい。気持ち悪くない人と会いたい。


愛です。わーい。


気付くと蝋燭だらけの空間に居た。全ての蝋燭に名前が振られていた。どこまで歩いても景色は変わらなかった。ふと、彼女の名前の蝋燭を見つけた。ここを離れれば二度と見つけられないだろう。僕はそこに残り、ずっと蝋燭を見続ける事にした。それで幸せだった。消えないでくれ…消えないでくれ……。


ライ麦畑の抱きしめ役になりたい。


蝋燭が消えてしまえばここから歩きだせるのに。なんて残酷な蝋燭なんだろう。ああ…消えないで……。


僕が痴漢で捕まるとしたら、頭を撫でる事で捕まると思います。頭撫でたいです。


愛についてしか書きたくない。


僕はもっと自分の事がどうでもよくならなくちゃ駄目だ。


絵本コーナーで声を出して本を読んでいる男の子が居た。うわあ、萌える……。これは邪魔しちゃいけないな。おかげで本が探せないじゃないか。


僕は募金のお金が募金者の望みどおりに使われるとは信じていません。「僕が募金する所を見た人が、自分も募金をしたり、そうでなくてもどこかで誰かに優しくなってくれればいいんだ」僕が募金をするようになったのは、彼からそう聞いてからです。

僕は彼のようにすら信じることは出来ません。だから僕は募金を続けています。その度に問いかける為です。今度は信じられるか?今度は信じられるか?


全部やっちゃえばいいのです。ラブ!


あっちの人は好きだけどこっちの人も可愛いので両方いじめたくてむらむらする。


散歩中に触らせてくれる猫がいたからほんとどうしようかと思った。無茶苦茶ひっかかれたし甘噛みもされたけど、触りまくったった。うーーーーー。


こういういい事があると反動ですぐ不安になるのです。でもいいんだ、良かった事があった事だけ覚えておこう。


別に傷つけ合いたいんじゃなくて求め合いたいんだ。ああつまり傷つけ合いたいんだ。


パンチラパンチラ言うけど、東京から帰る2時間の電車で向かいのギャルがずっとパンツ見えてたらほんとイライラ腹立つよ。


僕は嘘つきだから、自分で本当にしようと思った事だけは本当にしたいんだ。これまで全部嘘になってきたけど、それでも毎回本当にしたいという気持ちがある。それが嬉しい。


本当の気持ちを人に預けたなら、それはどう扱ってもらっても本当だ。