6月8日

蚊殺すのやだー


もう書きたい事は書き尽くしたかなと思うのに、毎日書きたい事が出てくるのが不思議だ。しかもそれが何を書きたかったのかさっぱり分からない。


ピペットでシャーレに傷ついている人を垂らす。一滴、二滴、三滴…。何かを探すようにうねうねと動き回るが、結合することはない。苦鳴をあげて訴える人、ただ泣きくれる人、詩を書く人、笑顔で堪える人、ただただ黙っている人…僕はそれらをじっと見ている。その時だけ渇きを忘れていられる。


利用されたい。


サドです。いじめたいです。マゾです。いじめられたいです。


わんわん。好きです。あ、違った、犬でした。わん。


雀が鳴いてるよーー。うーー、感動する。泣きそう。


竿竹屋やばい。日曜すぎる。


鳥も飛ぶことを楽しむ時もあるんだろうな。


僕も言葉を花束にしたい 入力欄に残ってた、きもい。


田圃の水張の時期だ。綾目に織られた陽光が水面で揺れている。田圃に降りる為のタラップは、毒溜の葉の先のような見事な海老茶色に錆び果てている。手摺をゆっくり指でなぞる。指先に錆の粉が移る。その行為を何に準えているかはまだ、あるいはもう分からない。


話題にするだけで下品。


散歩をして足らない。ご本を読んで足らない。コーヒーを飲んで足らない。おしゃべりをして足らない。微笑みあって足らない。足らない、足らない。苦しいな。


綺麗だと言われた。分からない。こんなに汚いものもないだろうに。見てられない。ららあららあ。しかも綺麗だと言われて嬉しいなんてなんて。ららあららあ。


何も欲しくなくて欲しくなくて仕方ない。


沢の小さな段差の小滝を見ると小躍りしてしまうわ。


うう人間うげー


ゴミだから仕方無い


いいものを見た。二輪寄り添って、綺麗な花だった。


くすん しょんぼり くすん