4月9日

芸術早く要らなくなれ。


人間から人間を守ろうだなんて。


思い出なんて何も無くても、貴方は美しいのにな。


生きる為にこれをするんだなどというのが、個人的な行為であれば、全部信じないし軽蔑するし悲しい。見えない振りをしている姿を見たくない。


脱皮している感覚がある。それなら痛みも戒めもここに棄てていこう。大事なものならいつ手に取っても大事に思えるから、心配することはないはずだ。


今度見るものにまた全部ぶつけねば。そういう自分にしなければ、何の意味もない。


罪深いのだから、もっと罪を重ねろよ。罪人の癖に逃げるだなんて、何様だ。


なんでかなーと思って、それ以外のことを考えると千々になるから、またなんでかなーだけ思う。


借り出した本を近くの市営グラウンドのベンチで二人で読んだり、書庫に隠れてお菓子を分け合いながら深夜まで待って図書館を探検したり、そんなデート最高です。


県立図書館の書庫に忍び込んで、のらくろを読んだ事を思い出した。あの頃はのらくろが神話の時代の書物に見えた。


メイプルシロップみたいに甘いコーヒー牛乳を飲みながら海に歩いている。海が黒いことには不安はない。


アルバムリーフ、もう少しノイズが欲しい。ノートの水色の罫線が懐かしい。


烏が見たい。お前らが境界を越えて貪るところが。海の黒も砂浜の黒もコンクリートブロックの黒も夜灯の銀も越えて、お前らが這い摺るところが。