3月21日

所有した事になっていたはずの美は、過去へ衰えゆく。


朝から植物のイメージで妄想が埋め尽くされている。目覚めが遅かったので、牛乳を清潔なガラスコップに入れて飲んだ。賞味期限1日切れ。日の光に透かしてみる。乱反射の粒に囲まれる、白い。勧められた音楽が聞きたくなって、目を閉じて両手を耳に当てる。夜明けと日没の共鳴が聞こえる。


空港のホールの真ん中で寝そべっている、毛足の長い犬になりたい。


2km離れた国道から一台の県外ナンバーの自動車が行き過ぎる音。ここがこの世の果て。貴方の双子の埋葬地。


だったあの頃が無くて、無いものの為には涙が出ない。


ウイスキーとブラックプリン。十二次元の世界地図をペンを舐め舐め書き込んで、飽きたら弟を枕に昼寝する。土曜日はそんな感じ。


旅行には連れが欲しいなあ。わん。離陸時間はまだです。


黒物理学の恋愛の話が大好きです。


バイパス大好き、必要以上に街路樹植わった工業団地大好き、タイヤが人間の背丈位ある港湾倉庫街大好き。廃墟好きだけど、観光したら廃墟じゃない。


ただあるがままを語れる人を羨ましく見てしまう。でも辿り着くまで進み続けたい、横の見方が分からない。もし自分が全て許されたとしたら、なんて想像しそうになってしまって怯えたけれど、どうせしようとしても想像も出来ないだろう。