11月9日
見たり聞いたり触れたり、したい、な。
とびっきり浅ましい下心がじゅくじゅくじゅくじゅく疼いてる。幸せでいて欲しいなって、爛れている。
何をしてるんだろう。考えたら終わってしまう。自分を騙せ騙せ騙せ。目覚めていない振りをするんだ。
毎日空を見たいなあ。
教室の窓から見る空が少年時代だったんだな。
明日、もしその気が残っていたら、中学校の近くの神社に行こう。謂れもない手入れも行き届いてない神社だけど、それらしい苔まみれの長い石段がある。静けさに饐えた林の匂いをかいで、コンビニで買ったサンドイッチを食べよう。
言ってしまったら壊れてしまうようなことを言わずにいると、壊れるのを見守るだけになる。
僕は明日だって、自分で壊す。