8月6日

命は死んだ


色彩を面白がる事を、とても下劣に思ってしまう部分がある。


友達は神様じゃないんだよ。


部屋とトイレと玄関の中間の、夜と理性が藍色に混ざりあっている処に、毎夜毎夜死んでしまえ死んでしまえと叫ぶ向日葵が揺れている。父がどちらに歩いているんだいと僕の声で訊くので気味が悪い。いや、あれは、眠れないのかいと気遣っているだけだったか。


方向性を持たせてしまったらそれは否定じゃない。